僕は主に住信SBIネット銀行を使っていますが、年々サービスが悪くなってきています。
元々、振込手数料無料やATM利用手数料も無料というところに惹かれて口座開設したわけですが、そのハードルが高くなってきているんですよね。
これは他の銀行も同様で、三菱もいつだったかを境に手数料無料のハードルが上がりましたし、どうにかして手数料取ろうとしているわけです。
しかし、よくよく調べると、住信SBIネット銀行で振込手数料やATM利用手数料を無料にするのは意外に簡単だということがわかったので紹介します。
住信SBIネット銀行の各種手数料
まず、基本的に住信SBIネット銀行の振込手数料は次のようになっています。
個人 | 法人 | |
---|---|---|
同銀行宛 | 0円 | 51円 |
他行宛 | 154円 | 3万未満:165円 3万以上:258円 |
ATMからの出金手数料は1回につき108円です。
微々たる金額ですが、そもそも2015年12月まではどちらも無料だったんです。それが、2016年1月より「スマートプログラム」なるものを発表し、ランクに応じて無料の回数が決まるようになりました。
今やメガバンクからネット銀行までこういう利用状況に応じて無料回数を決める方式を取っているので、割と馴染みはあるかと思います。
住信SBIネット銀行のスマートプログラム
住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランクは次のようになっています。
ランク1 | ランク2 | ランク3 | ランク4 | |
---|---|---|---|---|
ATM手数料無料 | 月2回 | 月5回 | 月7回 | 月15回 |
振込手数料無料 | 月1回 | 月3回 | 月7回 | 月15回 |
何もなければランク1で、ATM手数料は月に2回まで、他行宛の振込手数料は月1回までとなっています。
これではちょっと心もとないです。毎月1回は貯蓄用口座に移したりしているので、最低1回は他行宛は使います。となると、何かイレギュラーなことがあると振込手数料を別途払わなくてはいけません。
154円なのでそんなに高いわけではないですが、そもそも今まで払ったことないものですし、それで払い始めるのもなんだか微妙です。
スマートプログラムランク2の条件
スマートプログラムのランクは、各種条件をクリアしたら2ヶ月後にランクが変わります。振込手数料無料は月3回あれば充分なので、ランク2を狙いたいところ。
ランク2の条件は
- 総預金の月末残高が30万円以上
- 総預金の月末残高が1,000円以上 かつ 30歳未満
- 総預金の月末残高が1,000円以上 かつ ロボアドバイザー資産運用残高10万円以上
- 総預金の月末残高が1,000円以上 かつ 以下の1~10の条件に2つ以上該当
「以下の1~10の条件に2つ以上該当」の1~10の条件とは、
- 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
- 仕組預金の月末残高あり
- SBIハイブリッド預金の月末残高あり
- 純金積立の月末時点でご契約あり
- 給与、賞与または年金の月内ご入金あり
- 目的ローンまたは不動産担保ローンの月末残高あり
- カードローンの月末残高あり(50万円以上2つにカウント)
- BIG・toto購入または公営競技ご入金の月内合計が2万円以上
- Visaデビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)
- クレジットカード「ミライノ カード(一般カード)」の当月確定(翌月引落)金額が合計1万円以上(5万円以上2つにカウント)
となっており、月末残高が1,000円超えていてこの中から2つクリアーしていればランク2になります。
このうち1番簡単な条件は「月末残高が1,000円で30歳未満」です。30歳を迎えるまではこれでなんとかなっていました。
しかし、30歳を迎えた後は一時期ランク1に。。。なんとかしたいなと思っていた時、ある条件を満たせばランクが上がることを知りました。
それは、「SBIカードを発行し住信SBIネット銀行を引き落とし口座に設定する」ということです。つまり、SBIカードを保有していれば無条件でランク2になります。
これで1年以上ランク2を維持していましたが、またまた悲報が飛び込んできました。SBIカードが終了になったんです。
ミライノカードが新たに登場
SBIカードに代わる、新たなクレジットカードがミライノカードです。
この登場が結構改悪で、先程のランクアップ条件の最後にある通り「引き落とし金額を1万円以上」にしないといけません。
しかも、ここの条件は2つ満たさないといけなく、他の条件もクリアしないといけないという。。。住信SBIのクレジットカードはメインカードにするつもりはないので、これはかなり困ります。
一応、SBIカードをランク判定に使っていた方は来年7月までは継続適用されるみたいですが、その後はそのままだとランク1に落ちてしまいます。
もちろん、月末残高が30万を超えていればランク2に行くわけですが、住信SBIはATMからお金を降ろす時しか使わないのでいつも10万も入っていません。
さて困った。。。と思っていると、次の条件が目に入ります。
- 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
- SBIハイブリッド預金の月末残高あり
この2つ。何かよくわかんないと思って敬遠していたんですが、これがすごく簡単だったんです。1分で終わりました。
住信SBIで外貨預金を作る
これはその名の通り外貨です。外国為替。要は、米ドルやユーロなどの外貨を買付けしておくわけです。
やり方は簡単で、「外貨・FX・純金積立」メニューをクリックし、「外貨普通預金」へ。
ここで好きな外貨を買えばいいです。僕は米ドルを買いましたが、南アランドは8円なんでこっちの方がいいかもしれません。
注文金額を外貨で指定し、1南アランド購入すればいいです。僕は米ドル買ったんで1ドルです。
これでランク2判定のうちの1つ、外貨預金残高をクリアしました。
SBIハイブリッド預金
SBIハイブリッド預金とは、要は住信SBIネット銀行でSBI証券の口座を開設するということです。
投信や株式をやるための口座ですが、開設費用も維持手数料も無料なので、作るだけなら損はありません。僕は住信SBIネット銀行を開設した時にSBI証券の口座も作っていたのでそのまま使えました。
まだの方は、開設は難しくないのでそのまま作っておいて損はありません。
SBI証券口座を持っていると、住信SBIネット銀行のマイページからSBIハイブリッド預金口座にお金を移すことができます。
この移したお金で、SBI証券で取引できるみたいなんですが、とりあえず今はランク用なのでこの辺は無視です。SBIハイブリッド預金には1円から預けることができるので1円預けます。
「振込・振替・支払」メニューに行き「振替」をクリックします。
「出金口座」は住信SBIから、「振替先口座」はSBIハイブリッド預金を選びます。1円で大丈夫です。
これで、外貨預金とSBIハイブリッド預金の条件が達成されたことになります。ここで使ったお金は115円です。南アランドにすれば9円で済みます。
最後に
以上、住信SBIネット銀行の振込手数料無料の回数が簡単に増やせる方法を解説しました。
年金や給与の支払先に指定すれば更にランク3に上がるので、それが可能な方はランクを上げるとより便利になりますよ!
また今後スマートプログラムの内容は変わる可能性大ですが、当面はこれで振込手数料の回数を増やせたので良しとします!
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