EC事業を初めて1年。月商1000万を超えるまでにやったことまとめ

こんにちは。
302inc.の宮地です。

あまり公にはしていませんでしたが、
昨年10月より、EC事業を開始しており、
それから1年と少し経ちました。

具体的な売上は非公開とさせていただきますが、
有難くも月商1,000万を超えた月もあり、
それまでに至る施策を公開できればと思います。

ちなみに、広告は使っていません。
年間通しても30万も使ってないです。

ECは、楽天・Yahoo!ショッピング・DeNA・Amazon・ヤフオクにて
展開しており、全部で1,000万はもちろん、
楽天単体で超えたこともあります。

売上比率は、
楽天>Amazon>Yahoo!>DeNA>ヤフオク
です。
楽天はやはり集客力は1番ですね。
よく言われるロイヤリティですが、
1番高いのがAmazonです。次に、DeNA、楽天、ヤフーですね。
楽天はロイヤリティも高いと言われていますが、
今のところ、出店料やカード決済手数料など全て含めても10%を切っています。

では、この1年間やってきたことをまとめます。

強みとなる部分をいたるところに表示した

ECを始めたのが昨年10月。
後発もいいところです。
じわじわと売上を上げるのではなく、
一気に上げなければいけない。

うちの強みは、
・土日祝日が休みのところが多いが、それが可能。
・商品知識が豊富なスタッフの常駐。
・返品交換可能、5000(税別)以上送料無料、それ以下全国一律500円。
です。
送料関係は、安いところもあるでしょうが、
全国一律のところはそうそうないため、
それも出しました。
というか、楽天とかのモールの場合、お客さんが開くページは商品ページ。
だから、商品ページ=トップページのような作りでやっておかなくてはなりません。
送料込みの商品でない場合、なかなか送料がわからないことが多い。
お客さんに無駄な遷移をさせないためにも、カートボタンの近くに、
簡単なお買い物ガイドを表示させておくことは大事だと思うのです。

こういった自社の強みは、
ヘッダー、フッター、サイドバー、買い物カゴ周り、
表示させられるところには全て表示しておきました。

とにかくレビューを集めた

楽天SEOは、GoogleやYahooのそれとは異なります。
独特のアルゴリズムで構築しているため、なにが正解かいまいちわかりません。
わかっていることは、
新着・レビュー・売上・キーワード適合順
という要素が絡み合って表示されているということ。
この中には、送料込や、レビューの中身なども考慮されていると思います。
究極なことを言えば、その日に出した商品がその日のうちに1000個売れたら、
ほぼ間違いなく検索上位には上がってくるというわけです。
ありえないことですけどね。

送料無料の商品であっても、
「レビューを書いて送料無料」
というプルダウンを設置し、
なるべくお客さんにレビューを書いてもらえるよう促すようにしました。
もちろん、書かないケースもありますが、
意外に書いて頂けるお客さんは多かったです。
サンクスメールにもレビューの書き方を置くなどしましたが。

そのおかげもあり、短期間で多くのレビューを集めることができました。
ショップレビュー(お店自体の評価)も、4.51を超えており、
平均より高めかなとは思っています。

最初は安売りをした

安売りは僕は得策ではないと思います。
独自で商品を作っていたり、
安売りできる土壌が整っているならそれも強みかもしれませんが、
そうでない場合、利益を圧迫することに違いはありませんし、
後発が同じように安売りを始めたらとたんに太刀打ちできません。

ただ、短期間に売上を上げて、レビューも多く獲得することが、
検索順位あげることには手っ取り早い方策ではあるので、
当初は最安で出していました。
経費はなるべく最小限に抑え、自身の役員報酬もギリギリまで低く設定しました。

スタートダッシュに成功し、レビューも多く獲得することができました。
その後、少しずつ値上げしたりしていますが、
売上はさほど変わりはありません。
お客さんは必ずしも値段で買っているわけではないということがわかります。

わかりやすいサンクスメールと返品交換の手順

侮る無かれサンクスメール。
初めて購入するお客さんは、
自分は今どの段階にいるのか、
あとどういう段階を踏めば商品が送られてくるのか、
とても不安な状態にあります。

そのため、お客さんに送るサンクスメールで、
その道筋をきちんと示さなければなりません。

当店から送るメールはいくつあり、
今はこの段階ですよ、とわかりやすく表示します。

ただ、サンクスメールは読まないという方が結構多いので、
件名の頭に【重要】と表示し、必ずお読み下さい、といったような件名にすれば、
購入に間違いはないかな?と注意を促すことにつながります。

また、意外に煩わしいのが返品・交換対応。
当初は、それに関するお問い合わせが多く、
それにかかる電話対応も結構な時間でした。
そのままだと、オペレーターの負担も増えるし、
その分、他のお客さんに対応ができなくなる。
そのため、独自にメールフォームを作り、
そこに書いて送ってもらえるようにしています。

お客さんに送るメールには、
ヘッダーとフッターに、必ずフォームへのリンクを表示し、
また、商品に同封する手紙にも、返品交換の際はこちらのリンクで、
という風に促しています。

フォームでは、
受注番号・商品番号・交換の場合は希望する色やサイズ
などをマストで入力しなければならないため、
・交換希望のお客さんだけど受注番号がわからず誰だかわからない
・色はわかるけど、サイズも変更するのかどうかわからない
といった、二度手間を防ぐことが出来ます。

ハイシューカ!
という、便利な集荷システムもあります。
ここでフォームを作成し、お客さんに集荷日時を入力できるようにすれば、
佐川なりヤマトなりがお客さんの元に集荷に行ってくれる、
便利なサービスです。
お客さんがわざわざ配送業者を呼ぶ手間が省けます。
こういったサービスを使うのも手だと思います。

忘れるなかれスマホ対応

未だに、PC用はきちんと整えているけれど、
スマホはテンプレートのまま、といったサイトを多く見かけます。

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このグラフは、弊社の1年間のアクセス推移。
緑がPC、青がスマホ、赤がガラケーですね。
ガラケーはほぼ論外として、
昨年辺りはPCとスマホのアクセス数が離れていますが、
徐々にその差が縮まっていることがわかります。
特に、直近では逆転しています。
客層は30~40代が中心ですが、
多くのユーザーがスマホ経由でアクセス・購入していることがわかります。

そのため、きちんとスマホページは整えることをおすすめします。

以上、この1年間でやってきたことをまとめました。
初めて1000万を超えたのは、開店3ヶ月目。
そこからは、その数字を下回ることなく、その水準を保つようになりました。
月商1,000万といっても、それ以上の売上を上げている会社さんは
山のようにあるわけですし、大したことない数字ではあるでしょうが、
後発でなんとかその水準を超えるようになったので、
ここで公開しました。

この先、保証されているわけではないし、
まだたった1年経っただけ。ほんとにまだスタートラインの段階なので、
頑張っていきます。

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