ここ5年間、ずっとデュアルディスプレイを使っていますが、最近パソコンを買い替えたし作業環境をより良いものにしたいと思いPCモニタも一新することにしました。
選んだモニタはBenQの27インチディスプレイ「EW2770QZ」とEIZOの23.8インチディスプレイ「EV2451」。
この組み合わせがかなり快適だったのでレビューします!
この記事の目次
BenQとEIZOのモニタを選んだ理由
これまでのデュアルディスプレイ環境
これまでのデュアルディスプレイ環境は「LG 27インチ 27MP38VQ-B」と「iiyama 23.8インチ XB2481HSU-B1」の組み合わせでした。
画面インチは今と一緒ですね。
LGを選んだのは27インチモデルの中では比較的安く、Amazonの評価も良かったからです。
iiyamaを選んだのは、このディスプレイがピボット式で縦横回転するモニタだから。ピボット対応で安かったのでこれにしました。
そして実現したデュアルディスプレイ環境がこちら。
これが横型と縦型を組み合わせたデュアルディスプレイ環境が結構快適でした。
デュアルディスプレイ環境を縦横にした理由
この形式にするまでは、普通に横+横のデュアルモニタを使っていました。しかし、横+縦の形にした理由は次の通り。
- 縦長ページの表示領域が広く取れる
- メインは横長、サブは縦長にすることで用途に応じて使い分けれる
というのが大きな理由。
メインモニタは横長なので、エクセル・Photoshop・通常のブラウジングなど横に広く使う作業に適しています。
一方縦長はWord・レシポンシブのチェック・コードチェックといった用途に適しています。
それぞれの用途をモニタに与えることで、デュアルディスプレイの恩恵をより享受できると考え導入しました。結果、これが見事にハマり、かなり使いやすい環境となりました。
不満はフレームが邪魔!
不満といえばこの間にあるフレームが太いこと。さほど気にはなりませんが、フレームレスにしてみるとやっぱ「邪魔だったんだなぁ・・・」と感じます。
特に、iiyamaのモニタを右に置くとロゴも邪魔です。左側に置けば問題ないのかもしれませんが、環境上この配置がちょうどよいので動かすこともできません。
これが少しストレスではありました。
解像度とフレームレスが魅力的だった
買い替えたパソコンがディスプレイポートが4つついており、せっかくだし対応したディスプレイに買い換えようということで、今回の「BenQ 27インチ EW2770QZ」と「EIZO FlexScan 23.8インチ EV2451」を選ぶことにしました。
買う上で決め手となったポイントは次の3つです。
- 4辺フレームレス
- EIZOは縦横対応
- BenQはWQHDで解像度が2560×1440
それでは、詳細をレビューしていきます!
BenQ EW2770QZレビュー
BenQ モニター ディスプレイ EW2770QZ 27インチ/WQHD/ウルトラスリムベゼル/Displayport,HDMI端子/ブライトネスインテリジェンスプラス
スペック
画面サイズ | 27インチ |
---|---|
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
パネル | IPS ノングレア |
入出力端子 | HDMIx2,DPx1,ヘッドフォンジャック |
スピーカー | 2wx2 |
本体寸法 | 横613.8mm x 縦460.58mm x 厚198.13mm |
重さ | 約5.9kg(台座含む) |
決め手は2560×1440(WQHD)
このモニタにした1番の理由は解像度が2560×1440あったこと。
前のLGは1920×1080だったんですが、正直もう1ランクレベルが上でもいいかなーという感じでした。
というのも、27インチで1920×1080(LG)を出すのと、23.8インチで1920×1080(iiyama)を出すのとでは少し違うんですよね。
画面インチは違うのに解像度は一緒。ということはLGのモニタはiiyamaと比べると少し大きめに映るわけです。27インチを使うなら、もう少し解像度が高いモニタを使いたかった。
最近増えている4Kモニタは、解像度が3840×2160もあるので27インチで使うには役不足すぎます。文字がめちゃくちゃ小さく映るっぽい。それは結構不便。4Kモニタを使うなら、あと倍のインチは欲しいところ。
であるなら、4K(3840×2160)とフルHD(1920×1080)の中間であるWQHD(2560×1440)がベストと判断したわけです。
ちなみに、モニタの解像度は下記の通り。
フルHD | 1920×1080 |
---|---|
WUXGA | 1920×1200 |
WQHD | 2560×1440 |
4K | 3840×2160 |
厳密に言うともっとありますが、主流なのはこんな感じでしょうか。フルHD以下のサイズも結構ありますが、20インチ以下になりますし、そんなに小さいモニタはあまり使いたくありません。
27インチのモニタを選ぶにしても、4Kにするか、WQHDにするか、フルHDにするかで画面が全然違うわけです。
27インチくらいなら、4Kにするには解像度大きすぎ、フルHDにするなら23インチくらいがちょうどいいかなという感じ、ということで、WQHDが結構はまりました。
明るさを自動調節してくれる
EW2770QZを使っていると右下に目玉アイコンが出てきますが、これは明るさや色温度の自動調整みたいです。
センサーがついているので、それで周辺環境と合わせながら出てきます。
フレームレスでロゴがない点も◎
更にこのモニタも4辺フレームレスなので無駄がありません。前のLGより少し横幅が削れてコンパクトになりました。
また、上の写真を見ればわかりますが余計なロゴがありません。Appleとかのロゴならかっこよくていいんですが、
LGはなんかダサい。。。正直ロゴはいりません。
この点、BenQのこのモニタなら全面に余分な情報がないので使いやすいです。
デメリットは操作しづらい点
使っていて気になった点は、モニタの色合いなど調整するボタンが後ろにあるためちょっと使いづらい点ですね。
このようにボタンが背面についているため、
色合いやブルーライトの軽減調整をするためには手を回さないといけません。この辺がちょっと使いづらいかなーと感じた点です。
めったに使うものでもありませんけどね。
EIZO EV2451レビュー
スペック
画面サイズ | 23.8インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
パネル | IPS ノングレア |
入力端子 | DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、D-sub×1 |
スピーカー | 内蔵型 |
本体寸法 | 横53.8 x 高さ49.5 cm</thtd |
重さ | 約6kg |
フレームレスで使いやすいモデル
こちらのEV2451も4辺フレームレスでロゴもなく、かなりスタイリッシュな形。
横からみるとこんな感じで、傾き加減が細かく調節できますし、回転も対応しています。
また、後ろの部分を付属の部品に変えるとコードも収納しやすくなります。ごちゃごちゃしなくてこれはメリット大きいです。
調整ボタンが使いやすい
色合いなどの調整は横のボタンに触れるだけでメニューが出てきます。
これがかなり使いやすくて好印象。BenQが背面にあって使いづらかったですから、余計にこの快適さが目立ちました。
良いデュアルディスプレイ環境のできあがり!
そして「BenQ 27インチ EW2770QZ」と「EIZO FlexScan 23.8インチ EV2451」とを組み合わせたデュアルディスプレイ環境がこちら。
2つともフレームレスモデルなので、マウス移動に無駄がありません。かなり満足しています。
モニターアームは「グリーンハウス GH-AMC03」がおすすめ!
メインモニタの「BenQ 27インチ EW2770QZ」はモニターアームを使って設置しています。
そのまま設置してもいいのですが、スペースに無駄が出ますし高さも調節したかったのでモニターアームを導入しました。
それが「グリーンハウス GH-AMC03」。
設置には苦労しましたが、コスパもよくかなり満足しているモニターアームです。
後ろはこんな感じ。前から見てもEIZOモニタのちょうど後ろに隠れるので、前からはモニタが浮いているように見えます。
モニターアームは導入して本当に良かったと思っています。
机上台は「リヒトラブ 机上台」がおすすめ!
余ったディスプレイの下には「リヒトラブ 机上台」を設置しています。
引き出しもついているため、ディスプレイ下のスペースをかなり有効活用できています。
引き出しには書類や小物、その上には電卓など。台の下にはキーボードが置けますし、机の上を無駄なく使えます。
これでかなり作業環境が捗るのでおすすめです!
デュアルディスプレイのレビューまとめ
以上、「BenQ 27インチ EW2770QZ」と「EIZO FlexScan 23.8インチ EV2451」のレビューでした。
使ってみて良かった点は次のとおりです。
- 4辺フレームレスでデュアルディスプレイ環境がかなり便利
- EW2770QZの解像度がちょうどいい感じ
- EV2451は縱橫自由で使いやすい
- 両者とも価格はそれなりにする
総合評価:
この2つのモニタを使ってのデュアルディスプレイ環境はかなり満足しているのでおすすめです!
特にEIZOのEV2451は使いやすかったので、メインディスプレイを探している人にもおすすめできます。
2つとも目に優しい設計なので、そういったディスプレイを求めている方にとっても最適ですよ!
BenQ モニター ディスプレイ EW2770QZ 27インチ/WQHD/ウルトラスリムベゼル/Displayport,HDMI端子/ブライトネスインテリジェンスプラス
はじめまして。液晶モニターの購入について悩んでおりまして、こちらのページを検索で見つけました。
当方、EIZOのモニターのEV2023W-H、S2242W-E 22をデュアルモニターとして、みやちまんさんと同じような配置で使用しています。5年前くらいにiiyamaのPLB2409HDS-W1のモニターを購入したのですが、画面がEIZOモニターと違ってギラついており目が痛くなりましたので、すぐに返品しました。
最近のモニターではブルーライトカットやチラツキをなくしたモデルが販売されていますが、本当に目に負担をかけないのでしょうか。田舎に住んでいるため、なかなか比較ができません。また店頭にあるモニターを長時間眺めているわけにもいかず、みやちまんさんのブログを拝見して、個人的な意見をお聞きしたいと思いコメントを残させて頂きました。
こちらの記事ではBenQとEIZOのモニターを使用されているということですが、目の疲労に関しては、如何でしょうか。メインのモニターを27インチに変更したところですが、EIZOの27インチは高価でして、他のメーカーの3倍ほどの値段で躊躇しております。
初めまして!コメントありがとうございます。
まず、当方も以前iiyamaの「XB2481HSU-B1」を使っておりました。
その際は特にギラつきや目の痛みも感じませんでした。
型番は違いますが、同じメーカーのものを使用していたことをまず前提として書いておきます。
目の疲労ですが、半年以上使っていてさほど感じません。
平日は10時間以上、休日も6時間以上はモニタの前におりますが、思ったより疲れないです。
もちろん疲れはありますが、結構な時間目を酷使しているので、そのせいだと思います。
ちなみに、現在は左側に「EIZO EV2451」を縦にして置き、トリプルモニタの環境にしています。
使いやすさや機動力ならEIZO>BenQという印象なので、EIZOはおすすめですよ!
みやちまん様
ご丁寧にお返事ありがとございました。なるほど最近のモニタは目が疲れないのですね。iiyamaの「XB2481HSU-B1」も使用されて、目の痛みやギラつきがなかったということですが私のモニタの設定が悪かったのかもしれません。
EIZOを継続して使用したいのですが、いろいろと調べていまして、メインモニタを31インチのWQHDにしたいと思っています。そうなるとEIZOのモニタには該当品がなく選択肢とならずに再度検討中です。ご返事いただきましてありがとうございました。モニタ購入の参考にさせていただきます。
なぜ縦おきモニタを23インチにしたのですか?縦おきで使うには27は長すぎですか?
自分もデュアルモニタ環境構築しようと考えてます 27×2の縦横でいこうとおもってます
おっしゃるように、27インチを縦にすると長すぎると感じたためです。
全部縦型ならいいかもしれませんが、横向きディスプレイと併用しているので、
縦横のサイズにあまり差がありすぎると首に負担がかかりそうで…。