はりねずみを飼う時、砂場を置いておくと色々便利です。
何が便利かというと、砂場の上で体を擦り付けまくって汚れを落としたり、トイレとしてそこでうんちしたりするからです。
砂場の利用法をきちんと覚えてくれるので、トイレの世話も楽になります。
今回は、はりねずみのケージ内にどう作るかやおすすめの砂を紹介します!
この記事の目次
ハリネズミに砂場は必要?
ハリネズミは、名前にこそ「ネズミ」とつきますが決してネズミ科に属してはいません。
どちらかというとモグラに近い生き物で、砂や床材をすごくホリホリホリって掘りまくります。
そのため、砂場を置いておくと砂をすごく掘ってくれます。野生の本能を呼び覚ましたかのように。
また、ハリネズミは入浴が嫌いです。体を洗おうと洗面所に持っていくとすごーーーく嫌がります。
そもそもハリネズミに入浴はそこまで必要ではなく、砂場を置いておくとそこで体を擦り付けるので、それで汚れを落としているのです。
この行為を砂浴びっていうそうです。動画や写真はないんですが、砂場に行って体を丸めて、ぐるんぐるん回転します。ズシャズシャいいます。
砂場はトイレもするためうんちもあるんですが、うまーーくうんちを避けて砂に体をこすりつけるんです。
そもそもうんちは端っこでしますから、砂場の真ん中付近にはありませんしね。
中には砂場を置いていない方もいらっしゃいますが、僕は砂場置いておいても良いと思います。
トイレ代わりに使ってくれるからその分掃除も楽ですし、砂浴びしている場面を見ているとあった方が清潔だよなと感じます。
ハリネズミの砂場作りはどうしたらいい?
では、ハリネズミの砂場はどう作っておけばよいのでしょうか、我が家の事例を交えて説明します。
ハリネズミの砂場その1.スロープトイレを使う
ハリネズミの砂場用の商品が売ってあります。
飼った当初はスロープトイレを使っていました。
ハリネズミ専用だけあって、ハリネズミが使いやすいように設計された砂場です。
ただ、これでかい。
これが飼った当初のケージなんですが、右下にあるのがスロープトイレです。
このスロープトイレ、横幅27cm、横幅が19cmくらいあるのでケージの約5分の1が砂場になっています。。。
回し車も置いているので、ケージの横半分はほぼスペースがない状態に。。。
よほど広いケージであれば問題ないでしょうが、ちょっとサイズが大きすぎました。
ケージを買い替えた時にこのスロープトイレは撤去しました。
ハリネズミの砂場その2.ハリネズミの隠れ家を使う
次に、ハリネズミの隠れ家を使用しました。
これはハリネズミの寝床として使うものですが、これひっくり返すと砂場として使えるんです。
この隣接している左のものがひっくり返した隠れ家です。
サイズも横幅15cmで奥行きが20cmなので、スロープトイレほど面積を占めません。横4cm、奥行き7cmの違いはデカイです。。。
ちなみに写真右隣も全く同じ隠れ家です。色が違うだけでサイズは同じです。
ハリネズミは赤色を認識できないので、赤でも十分使えるんです。透明だから寝ている姿も余裕で確認できます。
2階建てケージにしてから問題発生
しばらくはこれで問題なかったんですが、うちのケージが2階建てに変わってから問題が発生しました。
この写真のように砂場を寝床として使い始めたんです。
ケージ1階の高さは12cmしかないので、高さがなくなった分天井ができたのと同じになっちゃったんです。
これがどういうことかというと、これまでは砂場の上がなかったため寝床にしていませんでしたが、高さが低くなったことにより天井ができてしまったため、砂場を寝床として認識しちゃったんです。猫と同じで狭いところを好みますからね。
この子にとっては寝心地は砂場>>>>>寝床なんでしょうか、、、全く寝床に入ってくれなくなりました。
暑かったらここに来ないだろうと思って砂場の下にヒーターを置いて温めたんですけど、上の写真のようにペターーーって張り付いて、暖を取るようになりました。
暑くなったら寝床に戻っていたようですが、落ち着いたらまた砂場で寝ています。
砂場で寝ることが何が問題かといいますと、誤飲のおそれがあるからです。
呼吸やグルーミング(体を舐める行為)で砂が体に入る可能性がありますし、砂は消化できないのでお腹に溜まってしまいます。
これが積もりに積もると腸閉塞になってしまい、死の原因になってしまうので、それはなんとしてでも阻止しなくてはいけません。
ハリネズミの砂場その3.キッチン用の保存容器(バット)を使う
悩みに悩んだ結果、キッチン用の保存容器を使えばいいんじゃね?って思いつきました。
バット?トレー?っていうんですか、それです。サイズはハリネズミの隠れ家がベストだったので、それに近いサイズを探したところちょうどいい物を見つけました。
それがこの「野田琺瑯 ホワイトシリーズ」。
浅型のSサイズが、横幅14.5cmの奥行き20.8cmとちょうどいい大きさです。高さも4.4cmで、高すぎないのでハリネズミが問題なく出入りできます。
2階から誤って落下した時の怪我防止と落ち着いて砂浴びできるように、横にナチュラルバーSを使って柵を使っています。
観察してみると問題なく砂場として利用していたので、もうずっとこれで固定です。
何がいいかって、ハリネズミの隠れ家と違ってこのトレーは高さがないので、寝床ではなく砂場として認識してくれているところです。
野田琺瑯のトレーはかなり満足しています。
砂場用の砂は何を使えばいい?
ここまではりねずみ用の砂場作りについて解説してきましたが、砂場にいれるための砂についても紹介しておきます。
濡れると固まるタイプの砂を使うと、ハリネズミの粘膜や生殖器などで固まってしまうおそれがあるので使わないようにしましょう。
誤飲してしまった際、お腹の中で固まってしまい、腸閉塞になる危険性が出てきます。
特に、猫砂は固まるタイプが多いため、ハリネズミには適していません。専用の砂があるので、そちらを買いましょう。
我が家では当初はSANKOのハリネズミサンドを使っていました。
ただ、これは燃えるゴミではないので燃えないゴミで出さなきゃいけません。これはちょっと面倒です。
そのため、現在は燃えるゴミでも出せるタイプの砂を使っています。
もうずっとこれをリピートです。かなり満足いく砂です。
ダニ対策も忘れず行おう
ハリネズミはダニも繁殖しやすいので、ダニ対策も忘れず行いましょう。
ダニ対策に関しては、常にケージ内を清潔にすることも大事ですが、「ダニ捕りロボ」という置くだけでダニをおびき寄せて退治する商品がおすすめです。
ダニ捕りロボはベッドとかカーペットに使うものではありますが、自然由来の成分で作られており、化学性殺虫成分を一切使っていないのでペットにも使えます。
ダニ捕りロボで吸い寄せたダニは100%退治するというスグレモノなので、ケージ内に置いておくことをおすすめします。我が家では寝床の上に置いています。
ラージサイズとレギュラーサイズの2種類ありますが、縦15cm・横13.5cmのレギュラーサイズで十分です。
ハリネズミの砂場作りやおすすめの砂まとめ
以上、ハリネズミの砂場作りやおすすめの砂についてまとめました。
手入れが増えてしまいますが、砂場を置くと気持ちよさそうに砂浴びするので、砂場の導入をおすすめします!
ハリネズミによってよりよい環境を構築してあげましょうね!
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